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2006年 10月 20日
![]() ![]() 平安神宮といえば、時代祭りという印象が強いようです。寺院の場合は開山忌というものがあり、誰でもわかるのですが、神社の場合は??? 茶道でも、その謂れを聞かれるとすんなりと応えられる人は少ないのです。昨年は桓武天皇の1200年記念大祭が京都市の一大イベントとして行われましたよね。 昨年の4月19日に私はお友達のカトリック修道女のCさんとご一緒に平安神宮へまいりました。桓武天皇の1200年記念大祭の奉納献茶式がお家元の奉仕により行われたのでした。 今でもおかしく思い出されるのは、直門の代表役員とでもいえる80歳近い方がいわれた言葉。 「桓武天皇1200年いうても誕生から数えるのか、亡くならはってからか、はっきりせんわ。」 学術経験者として自他共に認めるお方ですから皆が頷いたのはまあ自然の流れだったのです。そういえば、こちらも社寺のパンフレットをもらっても丁寧に読んだことはあまりなっかたですわ、はい。 簡単にいいますと平安神宮とは次のようでございますよ。 京都市民の氏神 ○1895年(明治28年)に平安遷都1100年を記念して、平安京遷都当時の天皇であった第50代桓武天皇を祀る神社として創建された。 ○皇紀2600年にあたる1940年(昭和15年)に、平安京で過ごした最後の天皇である第121代孝明天皇が祭神に加えられた。 つまり、仏教寺院の本尊に当たる「祭神」は、お二方ということなのですね。 桓武天皇(かんむてんのう,737~806) 第50代。 孝明天皇(こうめいてんのう,1831~66) 第121代。(明治天皇の父)。 御 鎮 座 ○桓武天皇 1895年(明治28年)3月15日御鎮座。毎年行われる例祭となる。 ○皇紀2600年に当る、昭和15年10月19日 皇紀2600年を記念して孝明天皇御奉祀。 ということのようで、どうも生死に関わる日付ではなく、ご神霊が「 鎮 座」されたという神事です。分かったような分からないようなといったところが宗教なのでしょうね。1200年の数字は平安遷都にかかるので仏教寺院の開山忌とは異なりるわけです。 ○また創建を記念して平安京遷都の日である10月22日に時代祭が行われるようになったのでした。 ~~~~~~~~~~~~~ 今回今日庵席として使用された貴賓館は、修復の工事が完成した見事な大書院でした。このような由緒あるお席へ業躰先生のどうぞ正客にとすすめられるまま、坐ってしまい勿体ないことでした。 床は不見斎の大横もの。亀鶴寿延集の語がまことに堂々としています。 香合は乾漆。唐墨を形どったもの。 花がすっきりと立つ白貴船菊。その下に小海老草 花入れは紅毛。オランダの染付けといいましても柄は中国風。 花入をはじめお家元がすべて道具組を考えられたとか。なんといっても洗練された品格があります。 花はどなたがお入れになりましたかとぶしつけに申し上げましたら、土本先生とのことでした。 つい先刻、貴賓館の待合の前に置かれた床机で、3席も客に待たせるのはどうしたことですか、と土本業躰に文句を言ったわたくしだったのに…。 「私は関与してないよ。」と笑ってそのまま去っていかれたのを思い浮かべ、可笑しくなりましたよ。まあ、いい花が入っていたのでご破算ということでしょう(笑)。 半東に出られたのは町田師。同性の方が宗家にふたりいらっしゃいましてこちらは白髪でない、お若い黒髪の方。 親しみやすい上によく勉強をされていて、声もよく通り広間の隅々まで話が聞こえたと思います。これは大切なことですね。ありがとうございました。 点前は、以前お玄関に道具係りをしていらした角(すみ)さん。武骨といったらいいでしょうか、がっしりとした体格でぼくとつな印象を受ける方。軟弱な青年があふれている昨今、漱石の三四郎を思わせる若い男性の点前は、好ましく感じました。 でも、客不足といったところが正解でしたでしょうね。ごめんなさい。 主茶碗が一燈箱、黒楽。銘「ふじ」。 もう一つは古萩で、銘「州浜(すはま)」 この取り合わせの妙。雄大な富士山。それは海のなかにある日本という国。美しい砂浜がかすかな音色を響かせる山紫水明の国でありました、、、、。 もう言葉はいりません。美味しい薄茶をいただきました。 お菓子は栗の形で老松製。銘が「秋の声」と聞きました。 ちょっとけったいやなあ、と一瞬思ったのも正直なところでした。 天の声にも時には変なのがある、とは或る政治家のはなしでしたねえ(笑)。
by tsubakiwabisuke
| 2006-10-20 23:38
| 京都
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