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2006年 10月 19日
もとは高台寺で開催されていた格式ある茶会です。 京都美術倶楽部が母体になっているもので、古美術の方面では光悦会に次いで評価されている会でしょう。桐蔭会は会員を厳選されていますが、この会もなかなか難しいようです。 毎月9日に決まっていますので、志倶会の稽古が終わってから行くことになります。 この間の9日はうえださん、しもざとさんといった私とはウマが合う先輩(あちらはどう思っているかわからしません)と連れ立って、京都美術倶楽部へ参りました。 茶会記 待合 床 中島来章 嵯峨野 脇 菊蒔絵 硯箱 本席 床 江雪一行 菊水月在手 花入 古銅耳付下蕪 香合 堆朱舟人物 風炉 釜 朝鮮 浄味造 棚 淡々斎好大内 表朔造 水指 菊絵 仁阿弥造 薄器 菊蒔絵 雪吹 茶杓 宗中 句銘 菊ノ露 茶碗 六閑斎手造 黒 銘 薄紅葉 竺叟 一燈箱 替 御本半使 内刷毛目 建水 唐銅合子 蓋置 青磁 夜学 菓子 栗キントン 叶匠寿庵製 菓子器 雲錦 仁阿弥造 干菓子 鳴子 雀 叶匠寿庵製 菓子器 砂張 煙草盆 長寛造 火入 安南 竹林 煙管 秋草彫 担当は 今井 寛水軒さん。 ◇◇◇ 大徳寺 江雪和尚の一行は大変いいものでした。悠々自在にして気宇が大きく味わい深い墨蹟でした。この一行の真下に、花が置かれていました。 花木といっても赤い実がハゼタところがなんとも可愛らしいのです。名前をお聞きしたところ、 「ああ、これは、ツリバナというんだそうです。」 帰宅して調べてみると出ていました。ここをご覧ください。 掛け物といい花入れといい申し分ない名品だったのですが、惜しむらくは花入の位置が真下であったこと。せめて少しでも下座のほうに寄せてあればよかったのにと思いました。 ご亭主は、掛け物の格に対してなさったのでしょうね。すみません。 もし、外国でお茶の会によばれてそのインテリアにとやかく言ったりはしないでしょう。茶人はその点違うようですね(笑)。 この日の道具組は、重陽の節句でした。 風炉先屏風が珍しい凝ったつくりでした。遠州好みですか、とお尋ねしました。 茶杓が小堀宗中のまことに華奢といいますか、優美な細っそりとした美杓でしたから、私はすぐ目の前の彫りのある風炉先を遠州流のように感じたのです。 詳しくは仰いませんでしたが、昭和3年に製作されたものとのこと。流派には関係ないようでした。こうした脇の道具は、芝居の脇役と同じで主役をいっそう引き立たせるものです。 茶碗の六閑斎手造は、しろうと造りとはいえない見事な茶碗でした。重くなく、少しカセた黒のなかに朱釉(しゅぐすり)がうっすらとみえます。竺叟がうすもみじと銘をつけられたのではないのだろうか…。そんなことを思っていました。 表千家・如心斎の二番目の弟が、裏千家七代竺叟宗乾。25歳の若さで急逝。 そして如心斎三番目の弟が裏千家八代叉玄斎一燈(ゆうげんさいいっとう)。 裏千家六代の六閑斎手造の茶碗に、このお二人が箱書きをされているのには今思い出しても胸が熱くなるのです。茶道の醍醐味といったらいいでしょうか。 先日の桐蔭会に、引き続きこの松庵茶会もいいものでした。 さすがに京都は本場だ、茶の心が生きていると思いながら、ふらふらといい気になっているのは私。 先輩のうえださんが車で自宅まで送ってくださいました。 いつもこの役たたずに、手を焼かせますなあ、、、。
by tsubakiwabisuke
| 2006-10-19 00:15
| 茶の道
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