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2006年 05月 22日
5月20日と21日、京都市左京区宝ヶ池にある京都国際会議場で、大茶会が開催され、2日間あわせて4300人の人々が集まりました。 多くは和服すがたの女性たちですが、袴を着用した男性もかなり目に付きました。なにしろ、昔から着道楽といわれた京都です。男女ともいざとなれば和装に変身するのはお手のものです。 ![]() ![]() 20日(土)の午前中は雨模様でしたが、各地から参集した同門社中には困ったような表情もあまりなく、この日を待ちに待っていたという明るさがありました。 社団法人・茶道裏千家淡交会第45回近畿地区大会として、主管支部の淡交会京都西支部という組織を中心に世話役の人々が熱意を持って働いていました。 茶会の準備をするに当たって世話役の人たちはホテルに3泊しての奉仕活動です。ここらが一般企業とは相違するところです。 宗教団体と一脈通じるね、とおっしゃるのですか?そうかもしれませんね。働く人たちが「修行」する喜びをもって奉仕していることは確かですから。 私は組織に貢献のない単なる一会員の身ですが、大会委員長である先輩や友人たちのはたらきを見たいと思い、16000円の券を求めて当日出かけて参りました。 京都国際会議場 ![]() ![]() ![]() 京都国際会館は、1966年、日本で最初の国立の会議施設として建てられました。建物は合掌造をイメージしたデザインで設計は大谷幸夫氏。日本初の公開設計競技方式により,応募195作品から選ばれたものでした。 http://www.kich.or.jp/ 自然環境に恵まれ、現代のハイテク設備を完備している会議場で、どのように茶席をしつらえ、運営されるだろうかという私の思いは、正直よくされれたなあ、という一言に尽きます。 私としては、もともと建物のデザインに北国の合掌造りがなぜ京都なの?という冷めた気持ちはありました。広い空間をわざわざ斜めの線で狭める必要も無いのにと。どうも京都駅といいこの会議場といい、京都らしさが感じられないのは残念です。 淡交会 この茶会は成功であったと私は思いました。会議場を全館貸切ですか。待合、濃茶席、薄茶席、立礼(りゅうれい)席、点心席、そのほか式典の大会議場(1700人収容)など。 それぞれよく使いこなされていました。 誘導係りも青年部がよくつとめ不便はさほど感じませんでした。茶会担当の方々も皆きびきびとした動き。やはり地元は本場、訓練されているようです。 ところで、会議場の使用料金を見て驚きました。これでは会の運営は大変だったと思います。http://www.kich.or.jp/jp/user_guide/money1.html 午後2時30分からの大会式典では、千宗室家元の利休居士への献茶「お茶湯の儀」が厳粛に行われました。その後、家元の手から京都府と京都市へそれぞれ寄付金贈呈。山田啓二知事と桝本頼兼市長から感謝の挨拶がありました。 こうした内容を考えれば、一般には高いと思われるお茶券もそんなに高くはないでしょう。緞子(どんす)のふくさ入れの引き出物もあって結構でした。 地域に物心両面にわたって貢献をする組織、この度私はそうした認識をあらたにしたのでした。この世界にお世話になっていながら在野の視点でものを見たいと思っている私です。 一つだけ懸念することがあります。組織が肥大するにしたがって上層部と下層部という階層が出来て来るのはどの世界も同じようです。 2時ころ茶席に入ろうとする客に、「規則で2時が締め切りですから」といい、呈茶されなかった現実をまのあたりにしました。規則を命じる人と従わなければならない人がありました。 伝統の世界は、もともと縦社会ですし、男社会だといってもいい面があります。 けれども組織は、黙々と指示に従って奉仕活動をされる人々のおかげであること、会員といえどもお金を払って参加した客であることを、忘れないでいただきたいと思います。 ![]()
by tsubakiwabisuke
| 2006-05-22 04:39
| 茶の道
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