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2006年 05月 26日

フランスは 文化活動も商売も お上手です!

こんなヘンなタイトルをつけたのは、janjanに今日掲載された拙稿にちなんでのことです。

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こちらをご覧いただけますか。

JanJanコラム 古都つれづれ フランス の 「緑茶香水」

お友だちのぼいやれさんは日本女性。ご主人はゲルマン民族の硬派の男性。
フランスの悪口をいうつもりは、さらさらないのです。

でも香水に、面白いネーミングをつけて売りこんであるのは、文化国家のフランス人です。
サムライ香水、サムライウーマン香水、グリーンテイー香水、タケ香水、などなど。

ほんとうにお商売がお上手ですよね(笑)。その宣伝文句がまた振るっています。


サムライ [ 香水 ] フランスの俳優アラン・ドロンをイメージした香り


サムライ ライト [ 香水 ] サムライライトは、さらに爽やかで清潔感あるフレグランス。吹き抜ける風を感じてください


サムライウーマン [ 香水 ] 日本女性の魅力。大和撫子をイメージした香り


サムライウーマン ピンクベリー [ 香水 ]
ピンクベリーはその名の通り、明るくかわいく元気イッパイなサムライウーマン


サムライウーマン ワンラブ [ 香水 ]
ONE LOVEをテーマに、さらに女性らしく、よりモダンに。サムライウーマンワンラブNEWバージョン


*****

どうやら、私はたいへんな誤解していたようです。
サムライは日本の「もののふ」。サムライウーマンとは「武士の妻女」だと。
いやぁ~~、汗が出ますわ~~。


フランスの俳優アラン・ドロンをイメージした香り」

な~んて商売をしているのがアラン・ドロン社長ですし。日本の武士ではなかったのですよ。
ドロンは最初三船一郎をイメージしたそうですが。


「サムライウーマン [ 香水 ]
日本女性の魅力。大和撫子をイメージした香り」

まあ、これは一応許せますね。ところが、


「サムライウーマン ピンクベリー [ 香水 ]
ピンクベリーはその名の通り、明るくかわいく元気イッパイなサムライウーマン」

「明るくかわいく元気イッパイなサムライウーマン!」ですって?


あれ、行儀の悪い自由気ままな、あの、ギャルたちのことだったのですか?
貞淑なヤマトナデシコから、ひとっ飛びです~~。

ああ、お恥ずかしい。まことに認識の甘い自分を、知らされました(笑)。

それからこのエッセイの前の掲載記事も、やはりお茶をテーマにしておりますので
この場にリンクさせていただきます。

5・18JanJanスイスで緑茶茶園に囲まれた茶室造り?






by tsubakiwabisuke | 2006-05-26 23:33 | ニュース
2006年 05月 22日

京都国際会議場へ4300人 茶道の集客力

 5月20日と21日、京都市左京区宝ヶ池にある京都国際会議場で、大茶会が開催され、2日間あわせて4300人の人々が集まりました。

 多くは和服すがたの女性たちですが、袴を着用した男性もかなり目に付きました。なにしろ、昔から着道楽といわれた京都です。男女ともいざとなれば和装に変身するのはお手のものです。

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 20日(土)の午前中は雨模様でしたが、各地から参集した同門社中には困ったような表情もあまりなく、この日を待ちに待っていたという明るさがありました。

 社団法人・茶道裏千家淡交会第45回近畿地区大会として、主管支部の淡交会京都西支部という組織を中心に世話役の人々が熱意を持って働いていました。

 茶会の準備をするに当たって世話役の人たちはホテルに3泊しての奉仕活動です。ここらが一般企業とは相違するところです。

 宗教団体と一脈通じるね、とおっしゃるのですか?そうかもしれませんね。働く人たちが「修行」する喜びをもって奉仕していることは確かですから。

 私は組織に貢献のない単なる一会員の身ですが、大会委員長である先輩や友人たちのはたらきを見たいと思い、16000円の券を求めて当日出かけて参りました。


京都国際会議場

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 京都国際会館は、1966年、日本で最初の国立の会議施設として建てられました。建物は合掌造をイメージしたデザインで設計は大谷幸夫氏。日本初の公開設計競技方式により,応募195作品から選ばれたものでした。

http://www.kich.or.jp/

 自然環境に恵まれ、現代のハイテク設備を完備している会議場で、どのように茶席をしつらえ、運営されるだろうかという私の思いは、正直よくされれたなあ、という一言に尽きます。

 私としては、もともと建物のデザインに北国の合掌造りがなぜ京都なの?という冷めた気持ちはありました。広い空間をわざわざ斜めの線で狭める必要も無いのにと。どうも京都駅といいこの会議場といい、京都らしさが感じられないのは残念です。


淡交会

 この茶会は成功であったと私は思いました。会議場を全館貸切ですか。待合、濃茶席、薄茶席、立礼(りゅうれい)席、点心席、そのほか式典の大会議場(1700人収容)など。
それぞれよく使いこなされていました。

 誘導係りも青年部がよくつとめ不便はさほど感じませんでした。茶会担当の方々も皆きびきびとした動き。やはり地元は本場、訓練されているようです。

 ところで、会議場の使用料金を見て驚きました。これでは会の運営は大変だったと思います。http://www.kich.or.jp/jp/user_guide/money1.html


 午後2時30分からの大会式典では、千宗室家元の利休居士への献茶「お茶湯の儀」が厳粛に行われました。その後、家元の手から京都府と京都市へそれぞれ寄付金贈呈。山田啓二知事と桝本頼兼市長から感謝の挨拶がありました。

 こうした内容を考えれば、一般には高いと思われるお茶券もそんなに高くはないでしょう。緞子(どんす)のふくさ入れの引き出物もあって結構でした。

 地域に物心両面にわたって貢献をする組織、この度私はそうした認識をあらたにしたのでした。この世界にお世話になっていながら在野の視点でものを見たいと思っている私です。

 一つだけ懸念することがあります。組織が肥大するにしたがって上層部と下層部という階層が出来て来るのはどの世界も同じようです。

 2時ころ茶席に入ろうとする客に、「規則で2時が締め切りですから」といい、呈茶されなかった現実をまのあたりにしました。規則を命じる人と従わなければならない人がありました。

 伝統の世界は、もともと縦社会ですし、男社会だといってもいい面があります。
 けれども組織は、黙々と指示に従って奉仕活動をされる人々のおかげであること、会員といえどもお金を払って参加した客であることを、忘れないでいただきたいと思います。


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by tsubakiwabisuke | 2006-05-22 04:39 | 茶の道
2006年 05月 05日

「品格」と「風格」

なまずさんという方は、写真はもとよりお書きになる記事が絶妙の味わいがあります。
先日、こんなことばが私の心にひびきました。

「品格」が話題になっています。旅先で出会った神代桜に「風格」を感じました。

そこで、なまずさんにお願いして画像を送っていただきました。


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山高神代桜(やまたかじんだいざくら)

 山梨県北杜市にある武川町。その小高い山高地区にある日蓮宗・実相寺にあるさくらの古木。

【山高神代桜】【山梨県】山高神代桜(やまたかじんだいざくら)
永い時の流れにじっと耐え、2000年もの間、ただ一度さえ休むことなく花を咲かせてきた「山高神代桜」


日本三大桜(山高の神代桜・根尾村の淡墨桜・三春町の滝桜)のひとつ。
大正11年10月に国の天然記念物に指定されています。


日本武尊が東夷征定の折りにこの地に留まり、記念にこの桜を植えたのだといいます。

その後、日蓮聖人がこの木の衰えを見て、回復を祈ったところ再生したため、「妙法桜」ともいわれているそうです。


***


尊敬する先輩からのメール


 「あの神代桜は日本では最古のコヒガンザクラだそうです。

わたしも初めて知りました。信じがたいことですが「神代」の時代から生きてきたのだといいます。
枯れ死寸前だったのですが地元の樹医たちが4年かけて大手術を施したのだそうです。そして この春 芽を伸ばした小枝にも花をつけたということでした。

年輪を重ねて幹はまるで溶岩のようでしたが、その枝の先に開いた花はとても生き生きしていて可憐でした。

いのちの営みが見えるようでした。」


わびすけ
 「それからあの桜を訪ねられた動機をお聞かせいただけませんか。

なまずさん
 「たまたまなんです。信州・高遠のサクラが見たくなったのでバスツアーに参加しましたが 高遠のサクラはまだ固い蕾でした。ガイドさんの機転で回り道して予定外のサクラを見ることになりました。その行った先が山高の神代桜でした。 話には聞いていましたが 見るのは初めてでした。」


 それにしても、そのガイドさんの機転!よかったです。

  http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/joy-m/36967203865.html


***


日蓮聖人にちなんで、大分以前に書いた原稿がありました。
遅くなりましたが以下アップさせていただきます。


 JanJanの安住さんの記事によると、京都に来られた時本法寺のさくらは4月9日が満開だったようですね。となれば12日も後だからもう花は散って葉桜になっているだろうと私は思いながら境内に入りました。

 本法寺のさくらは3部咲きと題した一連の画像は、4月1日に撮影し記事として、JanJanに掲載されたのでした。
4・3 JanJan 等伯ゆかりの 本法寺のさくらは 三部咲き

その後どうなったかと21日に同じ場所を訪ねてみました。


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 ところが三種三様のけしきがあるではありませんか。


写真1
日蓮宗・本法寺の本堂前に高く伸びている枝に桜の花が満開。下から見上げて撮影したところ。

写真2
大木の根元。隣にあるのは大型の石灯篭の台座。
ご住職さんにこの木の樹齢をお尋ねしましたが、「よくわからんのです。」とのこと。

写真3
低い枝は葉桜。上になるにしたがって花がまだ咲いていました。
下は枝の支えです。

以上は、4月22日に書きとめていた拙稿でした。


***

 京都人は、東京についてこんな言い方をするとか、何かで見たことがあります。

「へえ、東京いいましても、百年のことでっしゃろ。、、、」

 …いけずですねぇ。

 話の真偽とか、どうこういうつもりはありません。
 ただ、この東北の「山高神代桜」には、さすがの一千二百年の都びとも、

 影が薄くなりますなあ。

 とてもかないません。



by tsubakiwabisuke | 2006-05-05 16:16 | ニュース