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カテゴリ:ニュース( 51 )


2006年 07月 10日

中宮寺奉賛会 の 三ヵ年

今日、アップしたものをここに。

中宮寺・奉賛会 の 三ヵ年


猫とお茶のご縁がふかい方のおひとりが、 中宮寺ご門跡です。

昔は国家の保護があった由緒あるお寺ですが、戦後はご苦労が多いのです。

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三笠宮妃殿下と 日野西光尊ご門跡

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奉賛会が行われた 都ホテル大阪 そのウインドー


国宝であればお金がおりてきますが、重要文化財では自己責任ということになるらしく、みな自
前でということになってしまいます。そうした問題を話し合うための後援会組織が、この「奉賛
会なのですね。

2004年、2005年、そしてことし2006年と、あわせて3年間、私が参加して撮影した写真をま
とめてみました。


関連ページ
中宮寺のダクちゃん
http://rendezvou.exblog.jp/2518537


中宮寺・尼門跡と茶会と猫





by tsubakiwabisuke | 2006-07-10 05:12 | ニュース
2006年 06月 27日

日本美に恋をしたアメリカ人女性『バーク・コレクション展』 

拙稿が今日のインターネット新聞JanJanに、掲載されています。

今月3日に信楽のミホ・ミュージアムへ行き、この展覧会を堪能しました。
その感動を記事にすることはなかなか難しいのですが、一人のアメリカ人女性の真摯な思いが結実したこと。

このことが「日米友好の夢の架け橋」としてアメリカで高い評価を受けていることも、単なる個人のコレクションを超えて、きわめて意義深いことと思います。

そして私は、かつての敗戦当時の日本国民の勤勉な生き方をも髣髴として、恋をされるに値した日本であったことをしみじみと感じたのでした。


日本美に恋をしたアメリカ人女性『バーク・コレクション展』 (椿伊津子)
https://www.janjan.jp/column/0606/0606186285/1.php

tsubakiコラム 古都つれづれ
http://www.janjan.jp/column/tsubaki/list.php


記事の下に、クリックする箇所がございますので清き1票をよろしくお願いします。


追記
ミホの創始者である小山ミホ様のご長男の夫人とごいっしょのバスに乗り合わせたご縁で、思いがけずバークさんと小山ミホさんとの交流のお話も伺い驚いたものでした。

この展覧会を開催されたミホ・ミュージアムの学芸員の方が、拙サイトの「談話室」に、書き込みをしてくださっています。とてもうれしく思いました。


ありがとうございました。 投稿者:東容子 投稿日:06/26(月) 20:14 PC 

椿様へ  MIHO MUSEUMの紹介を載せて下さった、最新情報を拝見しました。ペイ氏の建築を深く理解して下さったお言葉を読み、この文をご覧になったら、ペイ氏も喜ばれるだろうと感じました。バーク・コレクション展ですが、このあと暫くは日本に来ないだろうと言われている、大展覧会でした。ぜひ又、お越し下さい。7月15日から8月20日まで、夏季特別展「和ガラスの心」を開催します。ご来館ありがとうございました。






by tsubakiwabisuke | 2006-06-27 12:03 | ニュース
2006年 06月 26日

松岡陽子マックレインさんが撮影された家族写真と

先ほどアップしたのは、

松岡陽子マックレインさんが 撮影された家族写真と 被写体になられた写真など

http://homepage1.nifty.com/xkyou/mcClain.html


このブログのサーバーが不調で、写真がすんなりと表示できません。

上のページを開いてサムネイルをクリックしてみてくださいませ。

アメリカのご自宅と、ハワイでの家族写真など、たのしいと思います。

夏目漱石のヤシャゴのソーセキちゃんが 愛らしいですねえ。






by tsubakiwabisuke | 2006-06-26 17:34 | ニュース
2006年 06月 26日

セクハラ 話半分いうてもなぁ

まあ、なにごとも話半分に、お聞きよし。

 熊さん八っあんのご隠居さんではありませんが、人生経験ゆたかな目上の方からこう諭されると、ストンと腑に落ちる感じになります。

 つい最近、どうもなぁ~と思うニュースに目が留まりました。大新聞社や国営放送が報道するニュースといえば、普通はまず素直に受け取るのが人の常でしょう。でも何気なく読んでいると、あらっと目が宙に浮きました。

 わいせつ、セクハラという文字が躍っていたのです。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060607k0000e040016000c.html

<準強制わいせつ>住職を逮捕 おはらいで胸さわる? 長崎
(毎日新聞 - 6月7日10:00)
 長崎県警佐世保署は6日、同県佐世保市祇園町、住職、、、、容疑者(65)を準強制わいせつ容疑で逮捕した。(注、元は実名報道のところ筆者が記載を遠慮しました。)

 「調べでは、S容疑者は5月28日午後2時半ごろ、法事に招かれた市内の女性(76)宅で、女性とその娘(49)、孫娘(18)の胸などを服の上から触った疑い。女性側が「おはらいをしてほしい」と依頼。触る際に脅迫などはなかったが、終わった後で女性らが「おかしい」と思い、同署に被害届を出したという。

 S容疑者は市内の寺で住職をしている。調べに対し、体を触ったことは認めているが「わいせつ目的ではなく、おはらいの一部」などと容疑を否認しているという。」【近松仁太郎】

寺の住職と檀家

 このニュースは各新聞に流され、タイトルも記事も殆ど同一の内容です。ただ、ほんの少し変えている新聞社がありました。

 おはらいと称し 住職3女性触る 容疑で佐世保署逮捕(西日本新聞) (7日10時7分)

 私が不審に感じたのは、次の点でした。(宗派が解らないのでなんともいえませんが、「おはらい」という祈祷を行っている住職は仏教寺院では特殊なケースだと思います)


1、住職が檀家または信者の要請を受け、法要に行った。

2、76才、49才、18才の3人の女性に「おはらいをして欲しい」と乞われ、その求めに応じた。

3、胸をさわったことで「おかしい」と3人から警察に通報されたが住職は1対3の不利な立場。

4、女性側の訴えだけで証拠もなく、準強制わいせつ罪で住職は逮捕された。

5、記者は住職の実名を挙げ、警察のメッセンジャーとして記事を書き、ニュースは全国に流された。訴えた女性3人の名は完全に秘匿し個人情報を守った。

6、記者は事件の背景を書くことなく、警察と女性側の主張を取り上げた。


 私はこれをもって捏造記事だという積りは毛頭ありません。しかし、釈然としないのは私だけなのか?と考えるのです。こうしたニュース記事を読んだ読者は、「話半分」に受け取ることは先ずないでしょう。大新聞の報道だからと無条件に信じるのではないでしょうか。

 日本では庶民の信仰形態として、寺の住職と檀家との生活レベルの触れ合いがありました。檀家の者は住職を自宅に招き、先祖供養と共に仏教の導きを受けるのが習いです。信頼関係があってこそ成り立つ行事ですから、ここで起きたことを即、警察に通報するというのはまことに不幸な出来事です。

 さらにマスコミの報道が不幸をいっそう大きくするのです。記者は容疑を受けた住職の人となりや評判を少しでも調べる努力をしたでしょうか?この寺は伝統仏教ではない新興宗教の寺とその住職だったのでしょうか?そうした背景を記事にしなければ読者には解りません。


私は電話番号を調べ、まず佐世保市の担当警察署に電話をしました。ところが会議中で無理のようす。次に住職のご自宅に電話をしたのです。


 住職夫人が話してくださったことは、次の事柄でした。

●信仰宗教ではない古くからの日○宗の寺です。
●記事では「法事」とありましたが法事ではなく普通の「月まいり」でした
●相手の方は生活保護を受けている家庭です。祈祷料をもらったことはないようです。
●住職は6日に連れて行かれ、8日夕方に帰されました。


話の途中で、ご住職が電話に出られました。
檀家のみなさんも弁護士さんも、ことを大きくすれば報道陣が駆けつけ仕事ができなくなる。それで今後この件には触れず、信用を取り戻すことに全力を挙げ努力したいと、精進への決意を穏やかに話されました。

 私はこの記事を書くべきではなかったかも知れません。ただ、実名報道の恐ろしさを感じたことがきっかけだったのです。

 不確かな容疑で実名報道をされた場合。また、されなかった場合も考えてみるといいでしょう。後者なら家族も救われるでしょうに。


 次のセクハラ報道を1つ挙げておきます。同僚女性に「一緒に寝よう」セクハラ教諭を戒告処分 (読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20060609/20060609i213-yol.html  

生徒の前で同僚の女性教諭にセクハラ発言を繰り返したとして、広島県教委は9日、同県東広島市立中学校の男性教諭(45)を戒告処分にした。[2006年6月9日20時36分]

 この記事では発言がセクハラであり、生徒の前で行った為教育者として処分を受けましたが、実名報道はされず戒告処分という軽い罪でした。先の「胸をさわった」記事では実名報道でした。


 大手新聞社の記事に疑問を感じた私は、女性差別とともに男性差別という用語があるということをはじめてネットで知らされました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E6%80%A7%E5%B7%AE%E5%88%A5

左側の検索窓に、男性差別 の4文字をコピー、貼り付けてしてみてください。


「女性差別については法律で明文規定で禁止されているのに対し、男性差別については禁止されていない。また、男女雇用機会均等法・男女共同参画基本法においても女性であることを理由に差別的扱いをするの禁止するに対し、男性であることを理由に差別的扱いをすることは黙認されている。これは法の下の平等に関わる重大な問題である。このように法律では男女平等が建前となっているのにも関わらず、運用側の裁量次第で男性差別は行っても良いとされているケースがある。

裁判や警察や検察当局などの取り調べにおいて、女性が男性に何かをされた(犯罪、特に性犯罪)と訴えた場合、男性の発言は殆ど無視され女性の証言ばかりが取り上げられる。そのため、冤罪事件や誤認逮捕が頻発する(参照:痴漢えん罪被害者救済ネットワーク、沖田事件国家賠償訴訟、西武線鷺宮冤罪事件など)。しかし、それが問題視されることは殆ど無い状態におかれている。これは、「男性=悪・加害者、女性=善・被害者」という構図に基づいた図式的な物事の見方が社会全体や捜査当局に先入観として刷り込まれており、洗脳・マインドコントロールされてしまっていることに起因している。」


 考えさせられる問題だと思います。

 地元の京都大学では教職員の部屋の戸口は開け放っているようです。かつて教師と教え子とのタテの関係で教師が権力を悪用した不祥事があったのは事実でした。その防衛としてこうした結果になったのも1つの進展ではありましょう。

 「エレベーターに乗ったらバンザイをすることにしています。」と真顔で話す男性教師の方がた。もう笑い話ではすまなくなった世相のようですね。

 じつは私も、わが主人に頼んでいることがあります。電車に乗ったときは無理してでも若い女性から離れるようにしてほしいと。何かのはずみで体が触れて「痴漢です!」と大声をあげられたら…。

 一巻の終りです。

 
 ◇          ◇


 マスメデアの報道に疑いをもった拙稿が、janjanでの私のデビュー作だったことを思い起こします。

猫にかじられて足の指を失った記事について







by tsubakiwabisuke | 2006-06-26 13:16 | ニュース
2006年 06月 22日

ミュージアムの建物と自然環境

スライドショーをアップした。画像が重いのでダウンロードする時間が長くかかる。

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それを気にしていたところ、知人から電話があった。

いっしょにミュージアムへ行った「お仲間」なのだ。

「パソコンの前で、3分くらい待っていました。しかし、きれいに写真が出るものですねえ。驚いています。」

ほっとしたものの、もう少し早く表示できるよう改善を考えなければならないと思う。

6・22UPスライドショー ミホ・ミュージアム から しがらきの里へ







by tsubakiwabisuke | 2006-06-22 18:27 | ニュース
2006年 06月 17日

ジェンダーフリーあれこれ

ジェンダーフリーということばを略してジェンフリという。

最近このことで私はJanJanのジェンフリ掲示板にこれまで傍観者であった自分の考えを書き込んだ。

そうした主張をする方の解説は、鈍い私にはどうももわかりにくので、ネット百科事典
ウィキペディア(Wikipedia)の解説をみてみることにした。
(左側の検索マドに ジェンダーフリー と入れると表示されます。)

「先天的・身体的・生物学的性別を示すセックス(Sex)に対して、
後天的・社会的・文化的性別のことをジェンダー(Gender)というとされる。」

なるほどと思った。ついでそうした運動をされているエライセンセイの名前も見ることになった。
((左側の検索マドに 上野千鶴子 と入れると表示されます。)


性差別は、男女の固定観念と従来の役割分担を否定し、それからの開放を主張している。
男女同権や男女平等とは違うところが「男らしさ、女らしさ」を社会的に洗脳されてできたものだという考え方だ。こういう思想が日本の伝統的な社会にどのような影響を与えるか?
破壊的な影響力をもつようにも思える。


それでJanJanに記事を書いた。これが今日の掲載記事である。

tsubakiコラム (京都・教育) 「京都 東山区 祗園町 南側」


(サーバーの障害か、写真がなかなかアップできなかったが、この画像だけは表示できる。
ゆうべ「猫の実家」から送っていただいたドラの母上・モンドさんの近影である。文章とマッチしてないところはごカンベンを(笑)

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この記事は、マックレイン松岡陽子さんのコラム「男女均等(上)家庭では」に端を発して、書こうと思い立ったのだった。

陽子さんの記事の下にご意見板というBBSがあるので、気が向いたらご覧いただきたい。
私の書き込みがあるはずだから。


男女がともに特性を生かしながら援けあっていくのが日本の家庭であったが封建的な場合もあり女性の不満がこうした形で表面化したのだろう。

しかし、本来のジェンダー思想はアメリカでも健全な発展をとげ社会生活に寄与しているのだ。マックレイン陽子さんの連載記事『アメリカ報告』はまことに見事にそれを書かれている。

どうも日本のジェンフリーの人々は、これまでの社会秩序を否定する側面がみられ、過渡期というか何か行き過ぎた考えの持ち主が多いのではなかろうか。


この件に関しては編集便りというコーナーにも私の見解を述べている。
自分のコメントだからここに再録することにした。


19427] JanJanがアメリカで閲覧できない問題
名前:椿伊津子
日時:2006/06/17 12:47
マックレイン陽子さんと昨夜メールのやりとりをいたしました。
どうも1週間前からJanJanがアメリカで閲覧できないようなのです。

編集部には既にお知らせが行っていると思いますが、原因はなぜなのか調査をお願いしたいと思います。

メール

「さて、ジャンジャン新聞のサイトの件ですが、専門家にきいてみたところ問題はやはり先方のサイトにあるようです。アクセス数が多すぎて許容量を超えているので、アクセスできないか、もしくはサイトの構成に問題があるのではとのことでした。もしかしたら、日本の明け方もしくは夜中、(ユージンの午前中)にアクセスなされば、日本でのアクセス量が少ないと思われますので、アクセスしやすいかもわかりません。どちらにしても、先生のコンピューターの問題ではないと思われます。

 いくらそちらの真夜中でもまだ開ける事が出来ません。そのため伊津子様の記事も読めずとても残念に思っていますが、どうしようもありません。また誰かに聞いてみます。早く読めると良いのですが、本当に残念です。」


それからもう一つ大切なことを申し上げたいと思います。

私が昨日ジェンダーのコメントをしたのは、アメリカと日本の取り組み方、運動をする人々の意識の違いです。

「男女均等(上)家庭では」のカテゴリは「米国・ジェンダー」でした。私はマックレインさんに大いに共感した書き込みをしております。
http://www.janjan.jp/column/0606/0606156075/1.php

マックレインさんはジェンダーの定義だの本だの全く触れずに、社会で男女均等が平穏な中に行われている実態と、一般の人々の意識を淡々と描かれています。

いっぽう日本ではどうでしょう。掲示板では輸入モノの伝播者のような論調で、ここはどこの国だろうかと一瞬思うのでした。その上、大学の教壇から教えていただかなければならないような雰囲気。
日本人のアイデンティティはどこにあるのでしょう?

世間に好感をもって受け容れられないのはなぜか、という単純な問いかけをしたに過ぎない私ですが、本を読まないで発言するのは論外というご批判です。


マックレインさんの記事に共感し、ジェンダーの本を必要としない私ですが、それはたぶん一般庶民の一人だからだと考えます。庶民はむつかしい議論ではなく、ジェンダーの主張をする人々の言動や周囲の見方を参考にして皮膚で感じるものかもしれません。


マックレインさんは次のようにお書きくださっています。


「先日東京でも言っていらっしゃいましたが、何も女性が男性のようにならなくてもよく、常に女性らしさを保ちながら、有能な仕事が出来る筈です。第一男よりよくなろうという考え自体がおかしいと思います。いつも自分で精一杯良心的に仕事をすれば、人間として優秀になれると思うのです。ですから、私は男に勝ろうと思って仕事をした事はありません。現在のアメリカにいると、本当に男女均等なので、そんな考えが先ず起こりません。」


日本のジェンダーフリー主義の方々とは、一味も二味も違うように思うのですが、いかがでしょうか。


ジェンフリに懐疑的な知識人のブログをご参考までに。

内田樹の研究室 http://blog.tatsuru.com/archives/001351.php






by tsubakiwabisuke | 2006-06-17 20:06 | ニュース
2006年 05月 26日

フランスは 文化活動も商売も お上手です!

こんなヘンなタイトルをつけたのは、janjanに今日掲載された拙稿にちなんでのことです。

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こちらをご覧いただけますか。

JanJanコラム 古都つれづれ フランス の 「緑茶香水」

お友だちのぼいやれさんは日本女性。ご主人はゲルマン民族の硬派の男性。
フランスの悪口をいうつもりは、さらさらないのです。

でも香水に、面白いネーミングをつけて売りこんであるのは、文化国家のフランス人です。
サムライ香水、サムライウーマン香水、グリーンテイー香水、タケ香水、などなど。

ほんとうにお商売がお上手ですよね(笑)。その宣伝文句がまた振るっています。


サムライ [ 香水 ] フランスの俳優アラン・ドロンをイメージした香り


サムライ ライト [ 香水 ] サムライライトは、さらに爽やかで清潔感あるフレグランス。吹き抜ける風を感じてください


サムライウーマン [ 香水 ] 日本女性の魅力。大和撫子をイメージした香り


サムライウーマン ピンクベリー [ 香水 ]
ピンクベリーはその名の通り、明るくかわいく元気イッパイなサムライウーマン


サムライウーマン ワンラブ [ 香水 ]
ONE LOVEをテーマに、さらに女性らしく、よりモダンに。サムライウーマンワンラブNEWバージョン


*****

どうやら、私はたいへんな誤解していたようです。
サムライは日本の「もののふ」。サムライウーマンとは「武士の妻女」だと。
いやぁ~~、汗が出ますわ~~。


フランスの俳優アラン・ドロンをイメージした香り」

な~んて商売をしているのがアラン・ドロン社長ですし。日本の武士ではなかったのですよ。
ドロンは最初三船一郎をイメージしたそうですが。


「サムライウーマン [ 香水 ]
日本女性の魅力。大和撫子をイメージした香り」

まあ、これは一応許せますね。ところが、


「サムライウーマン ピンクベリー [ 香水 ]
ピンクベリーはその名の通り、明るくかわいく元気イッパイなサムライウーマン」

「明るくかわいく元気イッパイなサムライウーマン!」ですって?


あれ、行儀の悪い自由気ままな、あの、ギャルたちのことだったのですか?
貞淑なヤマトナデシコから、ひとっ飛びです~~。

ああ、お恥ずかしい。まことに認識の甘い自分を、知らされました(笑)。

それからこのエッセイの前の掲載記事も、やはりお茶をテーマにしておりますので
この場にリンクさせていただきます。

5・18JanJanスイスで緑茶茶園に囲まれた茶室造り?






by tsubakiwabisuke | 2006-05-26 23:33 | ニュース
2006年 05月 05日

「品格」と「風格」

なまずさんという方は、写真はもとよりお書きになる記事が絶妙の味わいがあります。
先日、こんなことばが私の心にひびきました。

「品格」が話題になっています。旅先で出会った神代桜に「風格」を感じました。

そこで、なまずさんにお願いして画像を送っていただきました。


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山高神代桜(やまたかじんだいざくら)

 山梨県北杜市にある武川町。その小高い山高地区にある日蓮宗・実相寺にあるさくらの古木。

【山高神代桜】【山梨県】山高神代桜(やまたかじんだいざくら)
永い時の流れにじっと耐え、2000年もの間、ただ一度さえ休むことなく花を咲かせてきた「山高神代桜」


日本三大桜(山高の神代桜・根尾村の淡墨桜・三春町の滝桜)のひとつ。
大正11年10月に国の天然記念物に指定されています。


日本武尊が東夷征定の折りにこの地に留まり、記念にこの桜を植えたのだといいます。

その後、日蓮聖人がこの木の衰えを見て、回復を祈ったところ再生したため、「妙法桜」ともいわれているそうです。


***


尊敬する先輩からのメール


 「あの神代桜は日本では最古のコヒガンザクラだそうです。

わたしも初めて知りました。信じがたいことですが「神代」の時代から生きてきたのだといいます。
枯れ死寸前だったのですが地元の樹医たちが4年かけて大手術を施したのだそうです。そして この春 芽を伸ばした小枝にも花をつけたということでした。

年輪を重ねて幹はまるで溶岩のようでしたが、その枝の先に開いた花はとても生き生きしていて可憐でした。

いのちの営みが見えるようでした。」


わびすけ
 「それからあの桜を訪ねられた動機をお聞かせいただけませんか。

なまずさん
 「たまたまなんです。信州・高遠のサクラが見たくなったのでバスツアーに参加しましたが 高遠のサクラはまだ固い蕾でした。ガイドさんの機転で回り道して予定外のサクラを見ることになりました。その行った先が山高の神代桜でした。 話には聞いていましたが 見るのは初めてでした。」


 それにしても、そのガイドさんの機転!よかったです。

  http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/joy-m/36967203865.html


***


日蓮聖人にちなんで、大分以前に書いた原稿がありました。
遅くなりましたが以下アップさせていただきます。


 JanJanの安住さんの記事によると、京都に来られた時本法寺のさくらは4月9日が満開だったようですね。となれば12日も後だからもう花は散って葉桜になっているだろうと私は思いながら境内に入りました。

 本法寺のさくらは3部咲きと題した一連の画像は、4月1日に撮影し記事として、JanJanに掲載されたのでした。
4・3 JanJan 等伯ゆかりの 本法寺のさくらは 三部咲き

その後どうなったかと21日に同じ場所を訪ねてみました。


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 ところが三種三様のけしきがあるではありませんか。


写真1
日蓮宗・本法寺の本堂前に高く伸びている枝に桜の花が満開。下から見上げて撮影したところ。

写真2
大木の根元。隣にあるのは大型の石灯篭の台座。
ご住職さんにこの木の樹齢をお尋ねしましたが、「よくわからんのです。」とのこと。

写真3
低い枝は葉桜。上になるにしたがって花がまだ咲いていました。
下は枝の支えです。

以上は、4月22日に書きとめていた拙稿でした。


***

 京都人は、東京についてこんな言い方をするとか、何かで見たことがあります。

「へえ、東京いいましても、百年のことでっしゃろ。、、、」

 …いけずですねぇ。

 話の真偽とか、どうこういうつもりはありません。
 ただ、この東北の「山高神代桜」には、さすがの一千二百年の都びとも、

 影が薄くなりますなあ。

 とてもかないません。



by tsubakiwabisuke | 2006-05-05 16:16 | ニュース
2006年 03月 22日

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) 日本優勝!


『正岡子規に知らせたい ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) 日本優勝!』

日本優勝の記事がアップされた時刻順に、選んでみました。

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テレビに放映された画面をカメラに収めたもの

***

日経は、特派員の名入り記事です。

WBC、日本が初代世界一の座に・10―6でキューバ下す
 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=原真子】

野球の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日、当地のペトコパークで決勝を行い、日本はキューバに10―6と競り勝ち、初代世界一の座に就いた。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060321NTE2INK0221032006.html
(15:02)


写真特集:試合後、健闘をたたえ合う日本、キューバの両チームナイン=ペトコ・パーク〔共同〕
http://sports.nikkei.co.jp/photo3.cfm



朝日は、WBC「初代世界一」としているところが日経と共通しています。

ASAHI.COM

日本、キューバ破りWBC初代「世界一」 MVPは松坂
2006年03月21日15時08分
写真
9回、福留が左前適時打を放ち、イチロー(右)が生還。王監督をはじめ、日本の選手たちが喜んだ=AP

http://www.asahi.com/sports/update/0321/040.html

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YaHOOのオーナーである孫さんは、日本に帰化したといいますが、帰化はしていないものの多くの日本人から敬愛されている王ジャパンの王監督の、この快挙には快哉を叫んだことでしょう。すばやく記事を出しています。

YaHOO

イチロー 「信じられない…最高です」
[ 3月21日 15時11分 更新 ]
2006年3月21日(火) 15時11分 スポーツナビ
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060321&a=20060321-00000010-spnavi-spo

YaHOOは、イチローの後暫くして王監督の記事を。

王監督 「こんな素晴らしい感激が味わえるとは……」
[ スポーツナビ 2006年3月21日 15:17 ]
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/jpn/headlines/20060321-00000011-spnavi-spo.html



読売は、「初代王者」としています。WBCの優勝トロフィーを掲げるイチローの写真が実にいい。

イチロー「最高。信じられない」
(2006年3月21日15時31分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/sports/wbc06/news/20060321i205.htm


日本、WBC初代王者に…決勝でキューバ破る
9回1死満塁、代打福留の適時打でイチロー生還=清水健司撮影


ウイニングボール手に「気分は最高」…WBC王監督
(2006年3月22日12時13分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/wbc06/news/20060322i503.htm

「日本ヤキュウ」、NYタイムズが社説で称賛
(2006年3月23日10時24分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/wbc06/news/20060323i103.htm

 【ニューヨーク=大塚隆一】米紙ニューヨーク・タイムズは22日付の社説で、野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を取り上げ、初代王者になった日本の活躍をたたえた。

 「ヤキュウへの愛のために(For the Love of Yakyu)」と題した社説は日本対キューバの決勝戦について、「何と素晴らしい試合だったことか」と称賛。「米国が(野球で)独占的な地位を占めているという考えは永遠に消し去られるだろう」と強調した。」


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サンスポは優勝直後と時間を措いて、丁寧な解説を掲載しました。

王JAPAN、WBC初代チャンピオンに輝く!MVPは松坂
2006.03.21 15:15 更新
http://www.sanspo.com/


世界一だ!王ジャパン、10-6でキューバ倒す

◆日本代表・王貞治監督の話
「たくさんの人たちに支えられ金メダルを取ることができてうれしい。こんな素晴らしい気分を味わえて言うことはない。(日本代表は)初めてだったけど、こんなにプレッシャーが大きいと思っていなかった。野球はスポーツの中でも最高のもの。それを選手たちがいい形で世界中にアピールしてくれた」

◆日本・イチロー外野手の話
「野球人生最高の日。素晴らしい仲間と野球ができて本当にうれしい。ものすごいプレッシャーだった。でもこんな形で終わるとは。僕がこのチームメートたちに持ち上げてもらった。このチームでメジャーで戦いたいくらい。それくらい素晴らしいチームだった」

◆日本・松坂大輔投手の話
「ぼくたちは、日本代表の選手として大きな責任と誇りをもって戦ってきた。日本が1番だということを証明できて満足している。これまで数多くの国際試合を戦ってきて、その経験をフルに生かすことができた」

http://www.sanspo.com/sokuho/0321sokuho020.html

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サンスポは更に、アメリカの反応にも触れ、日本文化に言及しています。ベースボールを野球ということばに翻訳したのは正岡子規。アメリカの報道はそれを踏まえてのことでしょう。

米国報道、日本勢いが勝因と-「ヤキュウが最高だった」

「ソメイヨシノの桜前線の北上と軌を一にするように、野球も満開に向かう。韓国に敬意を払い、メキシコに感謝しつつ、「王ジャパン」に乾杯-。」
http://www.sanspo.com/sokuho/0321sokuho030.html



毎日は、「サンディエゴ田中義郎、高橋秀明」と2名連記の記事です。

国別対抗野球:王ジャパン世界一 10-6でキューバ降す

「サンディエゴ田中義郎、高橋秀明】野球の国・地域別対抗戦、第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日、当地のペトコパークで決勝を行い、日本が10-6で五輪優勝3度のキューバを降して初代王者に輝いた。最優秀選手(MVP)に日本の松坂(西武)が選ばれた。」

毎日新聞 2006年3月21日 11時17分 (最終更新時間 3月21日 15時12分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060321k0000e050022000c.html


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産経は、日の丸の旗を出しているのがサンケイらしい処です。イチローに言及していますが今回の中心人物であっただけに読者の共感を呼ぶことでしょう。

王ジャパン、初代世界一 10―6キューバ下す WBC決勝

≪イチロー3番が機能≫
 「イチローの3番が機能した。一回は一死二塁から四球で出てその後の多村の押し出し死球につなげ、五回は先頭で二塁打。効果的な中盤の2点の突破口となった。圧巻は1点差に迫られた直後の九回。一死一、二塁から右前に転がし、再び王ジャパンを勢いづけた。」
(03/21 14:57)
http://www.sankei.co.jp/news/060321/spo039.htm

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ここで取り上げなければならないマスメデアに『朝鮮日報』があります。イチロー選手のことばに過剰反応して試合でイチローへの大ブーイングを行った韓国応援席。

朝鮮漫評 記事入力 : 2006/03/14 19:29
【3月15日】口は災いの元
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/03/14/20060314000079.html


 しかし、感情的な報道をするのはどの国にもあることです。欠点をあげつらうよりよい面を見るようにして行きたいものです。

過激な報道をすることによって人々の闘志をかきたてる利点もあるでしょう。ただマナーや、スポーツマンシップを忘れた場合、かえって逆効果になることをマスメデアはよくよく知って欲しいですね。

 では、日本が世界一になったことを、他の国々はどのように受け止めたか。


【写真特集】★WBC決勝:日本対キューバ(英語版)
MAINICHIデイリーニュース
2006年3月21日 11時17分 (最終更新時間 3月21日 15時12分)

躍動的な写真が豊富で見ごたえがあります。
http://mdn.mainichi-msn.co.jp/photospecials/graph/060321wbcfinal/2.html

「サンディエゴ、2006年3月20日、日本チームはキューバとの決勝に勝った後に、World Baseball Classicのための選手権トロフィーを高く持ち上げています。 日本は10-6のスコアで勝ちました。 ロイター/ ロバート・ガルブレイス。」


お隣の国では思いのほか、冷静な記事が出ていました。この際、 日本への悪口には触れないでおきます。


朝鮮日報

【WBC】日本代表、キューバ下し優勝

「日本が第1回国別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した。
 日本は21日(以下韓国時間)米サンディエゴのペトコ・パークで行われた日本対キューバの決勝戦で打線の凝集力と確実な守備、そして松坂‐渡辺‐大塚の力投により10-6で勝利、世界一に輝いた。 」


記事入力 : 2006/03/21 16:54

WBC日本代表が世界最強のキューバ代表を下し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初代王者に輝いた。

 「日本はメジャーリーグなど世界各国のプロスターが参加した今大会に優勝し、名実共に世界一となった。」

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/03/21/20060321000053.html

また、韓国籍の大リーガーの談話を交え、友好的な内容になっていますね。

朝鮮日報
WBC】朴賛浩「親しい選手が多い日本に優勝してほしい」
■準決勝戦後、朴賛浩(パク・チャンホ)の談話 http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/03/20/20060320000012.html


おもしろいのは、次の読者推薦記事ランキングです。

ここには、日本の優勝をあるがままに受け容れている韓国人読者が1893人。推薦記事ランキングの第二位にあげられているのです。


朝鮮日報
読者推薦記事ランキング (3月22日現在)
第二位
【WBC】日本代表、キューバ下し優勝 4.82 1298 2006-03-21
http://japanese.chosun.com/ranking/ranking_recommend_20.html



 激情をあらわにするコリアン、感情を抑えることを美徳としてきた日本民族。両者のその違いを見ることは、時として必要かもしれません。

 朝鮮日報の論説委員・金さんの筆による、示唆に富む一文を最後に紹介しておきたいと思います。


朝鮮日報
「自分の感情を自由に噴出でき、人の考えにも自由に干渉できる韓国ではなか なか見られない風景だ。 」

金泰翼(キム・テイク)論説委員 tikim@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/11/02/20041102000039.html


***

正岡子規が詠んだベースボールの短歌を思い出しました。

『久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど飽かぬかも』

『若人(わかひと)のすなる遊びはさはにあれどベースボールに如くものもあらじ』

『国人ととつ国人と打ちきそふベースボールを見ればゆゆしも』

 もし、野球の初心というものがあるとしたらこうした世界であったでしょう。
子規が、この度、野球で日本が世界一の勝者になったことを知れば、どのような歌を詠むことでしょうか。

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***


以下は、janjanの拙記事に書き込んでくださった西方光さんのご投稿です。
有難うございました。


[17476] ベースボールの訳者
名前:西方光
日時:2006/04/04 21:19

 ベースボールを「野球」と翻訳したのは正岡子規ではなく中馬庚(性はちゅうまん・ちゅうま、名はかなえ・かのえの二説あり)という人です。中馬は明治28年発行の一高「校友会雑誌号外」掲載の『一高野球部史』の中で“・・・我部を野球とせば大いに義に適せりと信じて表題は野球部史と題し・・・”と記しています。
 子規は椿様の記事の通り明治23年には“野球”“能球”を号として使っていますが、一方で明治29年に書かれた「松羅玉液」の中では“ベースボールはいまだ訳語あらず”としており、「野球」をベースボールの訳語としては使ってはいないようです。 
 中馬は昭和45年に、正岡子規は平成14年に野球殿堂入りしています。

 中馬庚は明治28年に一高を卒業し東京帝国大に進んでいますが、卒業後も一高野球部の指導に当たり、明治29年5月23日に横浜でアメリカ人チームと対戦し29‐4で大勝。この試合が日本の野球国際試合初勝利とされています。
 その後一高とアメリカ人チームとは何度か戦っていますが、大和球士氏の「野球百年」によると初めて一高グランドで対戦した際、審判を一高側から出したいとの申し出にアメリカ人チームがなかなか了承せず、10分余りの押し問答の末に中馬庚が審判を務めたとのことですので、審判をめぐる因縁はこの頃より端を発しているのかもしれません。
 子規が詠んだ
“国人ととつ国人と打ちきそふベースボールを見ればゆゆしも”
の歌もこの頃のもののようです。

 以前からJANJANは読んでいましたが、偶々気が付いたので初めて投稿させていただきました。
 色々検索して下記のサイトなどを参考にいたしましたので、宜しければお手隙のときにでも御覧下さい。

日本文学からみた野球黎明期 福 本 久 雄 
http://e-lib.lib.musashi.ac.jp/Elib/H31-3/010/001.html

野球殿堂
http://www.baseballmuseum.or.jp/baseball_hallo/summary/index.html

「野球百年」            大和球士 時事通信社
「野球の名付け親 中馬庚伝」 城井睦夫 ベースボールマガジン社


********


関連ページ 椿の「noteブック」より

●2003/09/04 Thu 16:24 野球 のーぼーる

阪神タイガースの優勝はマジック7となり星野監督胴上げのその日が愈愈近づいてきた。
 なんといってもこれまでが永年ダメトラだったから、ファンならずとも今年の健闘には快哉を叫びたくなる。

 ところでベースボールを野球という語に訳したのは正岡子規だという説があるが、どうもスポーツ界でははっきり認知されてはいないようだ。

 ただ、彼が自分のことを野球と書いて「のーぼーる」と読ませたということは確かな資料として残っているらしい。

 子規の本名は升(のぼる)といい、野球青年だったという。のぼるから「野のボール」すなわち「野球」となったと千葉にお住まいの朝川 渉さんに教えられた。

 それは、明治23年3月16日の葉書で、子規は自分のことを「野球」と署名し、「のぼーる」と読ませた。同年4月には、手紙に次のような俳句を書いているという。

 恋知らぬ 猫のふり也 球あそび   能球

 恋を知らぬ猫のふりして、キャッチボールで遊んでいるのは、青年子規のプロフィールであろうか?
 ここにある能球という署名もやはりのーぼーるのシャレであろう。まことにほほえましいエピソードではないか!

 後年、病気であれほど苦しんだ彼にもこのような快活で愉快な日々があったことをしみじみと喜びたいと思う。

 今日の画像は子規が描いた「玩具図」である。九月二日の署名があるのがうれしい。漱石に勝るとも劣らぬ美しい画像をつつしんでお借りする。

http://homepage1.nifty.com/xkyou/newpage.notebook05.html

by tsubakiwabisuke | 2006-03-22 14:54 | ニュース
2006年 03月 09日

荒川静香選手にみる 「たおやめぶり」「ますらおぶり」


 トリノオリンピックで日本を代表し、結果を出した金メダリストは荒川選手ただ一人であった。

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NHKテレビ画面を撮影

 金メダリストと日本語で書けば、なんとなく金メダルという物にかかわる印象を受けるのではなかろうか。しかし、本来“はナショナルゴールドメダリスト”であり、国家が先につく名称なのである。 

 海外での冬季五輪としては史上最多の238人(選手112人)を派遣した今回の日本選手団。その結果がメダル1個に終わった。
(参考:Sankei Webメダル1個に反省の弁 遅塚団長が総括会見」)

 選手の数より多く派遣された団体関係者。選手・役員団派遣の経費には税金も使われている。競技のための環境つくりには費用を削るいっぽうで、選手のよりよき育成が出来るはずもないだろうに、団体関係者には惜しみなく出すということだろうか。競技をするのは選手である。サポート体制を充分にせず、メダルの獲得をのみ指令するとすれば、不穏当な話であろう。

 「身勝手な大盤振る舞い」といった批判がマスメディアであまり聞かれないのも不思議である。日本選手団の背後にある力関係をチェックし批判する者がいなかったということは、スポーツ界にしてもマスメディアにしてもまことに不甲斐ないという他はない。


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TBSテレビ画面を撮影



 さて今回、日本を背負って世界にうつくしい演技を認めさせた荒川静香選手。2月26日の朝、NHKテレビの画面に出た彼女をカメラに収めたのが上の写真である。

その1 
 荒川選手が金メダルを首にかけてもらった後、謝意を表している場面。この表彰台に上がる時に、他の二選手は台上の正面前からあがったが、荒川選手のみ後ろに回ってつつましく表彰台に上がった。日本女性のマナーを感じさせるゆかしい場面であった。

その2
 ナショナルゴールドメダリストとなった彼女が、国旗掲揚をみつめている場面。2位のアメリカと3位のロシアの国旗の間に、一段と高く日の丸の旗が写っている。
 君が代のメロディが流れると、彼女はひとり唇で追い、静かに唱和しているようであった。


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冬季五輪の公式フラワーとなったツバキ

その3
 三人のメダリストが手にしているブーケ。ツバキの葉と八重咲きの花がハッキリと写っている。冬季五輪の公式フラワーとなったツバキである。日本原産のツバキはヨーロッパに渡りカメリアジャポニカという学名で普及した。19世紀、北イタリアではツバキはポピュラーな花として人々から愛されているのだ。

 ちなみにツバキは日本で「艶がある葉の木」という意味で艶葉木、ツバキと呼ばれるようになったのであるが、このブーケもツバキのつややかな緑の葉を見ることが出来る。

 毎日新聞のコラムは、「イタリアのトリノ」とわが国のツバキについて次のように言及している。

 「冬季五輪の公式フラワーとなったツバキが、表彰台で渡されるブーケや会場の装飾に使われている」こと。
 「トリノ五輪を彩るのは、スイス国境のマッジョーレ湖畔特産のツバキだという。紅白の花と緑の葉がいかにもイタリアを連想させる」

毎日新聞 「余録」 ツバキ


たおやめぶり

 荒川選手の魅力はなんといっても安定したテクニックを超えた「女性美」であると私は思うが、これは男性女性にかかわらず認める方が多い。テレビから得た情報によれば、遠征先の外国で彼女はノートパソコンを前に自分のホームページへのファンの書き込みを見ていた。

 「技術は大事でしょうが、荒川さんらしい美しいスケートを見たいです。」
 この言葉に彼女はハッと我に帰り、技術点の点数にはならないイナバウアーを取り入れることを決心したという。
 そして彼女は決行した。しなやかに上体を反らせて舞うその時間、観衆の歓声のみが聞こえたと語っていた。まさに美そのものが、審査員の判定までも動かしたのである。

 しなやかさ、それはたおやかという言葉と共に日本人の美意識であった。
 清少納言が「枕草子」に「萩、いと色ふかう、枝たおやかに咲きたるが」と書いているように、たおやか、しなやかといった風情は日本人が最も大切にしたものである。
 今でいうところの「セックスアピール」とは性質を異にしたもので、精神的な意味を持っている。女性をたおやめ、男性をますらお、と呼ぶのは日本ならではのものだ。

 本居宣長の「たをやめぶり」や、加茂真淵の「ますらおぶり」といった考え方が古典となっており、たおやめぶりは、「古今集」以降の歌風をいうのに対し、「万葉集」の歌風をますらおぶりとする見方であるという。
 それはさておき、日本人の理想として「たおやめ」はしなやかで慈しみ深い佳き女性を指していた。

 女性としての資質を充分に自覚し、それを生かしきったのが、荒川選手の演技であった。以下はウェブ上で見かけた世界の反響である。


世界の反響

>欧州のスポーツ専門衛星放送ユーロスポーツのコメンテーターは、
荒川の優勝を「成熟した女性の美を表現した荒川が勝ち取った。経験と成熟に裏付けされた荒川の勝利だ」と語った。


 スポーツ紙の「ガゼッタ・デル・スポルト」は
「新しい女神が生まれた、日本語を話す東洋の女神だ」



i=2006022401388t1>アラカワの演技は「正確さと調和が売り。観客はドガの絵画に入り込んだようだった」と絶賛した。


 このほか、市民らからも荒川選手をたたえる声が上がったようだ。「とてもエレガントですばらしい」
 品のよい老婦人は「彼女はまるで天使のようだった」と語り、中年の主婦は「うちの子どもはarakawaは魚のようだという」と言って微笑んだそうだ。
 まさに、国境を越えて老若男女の別なく、彼女は人々に人間であることの美を、日本の女性「たおやめぶり」の美しさをアッピールしたのであった。


ますらおぶり

 しかし、私は彼女に「たおやめ」ならぬ強靭な「ますらお」の精神を見た。それはこれまでのたおやめであれば、どこまでも従順な性格であって他との協調を優先するものであったが、彼女はそうした自分に決別した。

>他人と競うのが嫌いで「試合で何番になりたいと考えたこともない。順位のつかないアイスショーで滑りたい」という<のが従来の荒川であった。
 スポーツ選手向きの性格ではない彼女を大きく変えたのは、アメリカでの修業であった。

 周りに流されてきた自分と決別…。彼女は自己の求めるものに向かって行動するようになる。
>昨年12月にコーチを変え、先月にはフリーの曲を世界選手権で優勝した時の曲で「一番好き」というプッチーニ作曲「トゥーランドット」に変更。周りに流されてきた自分と決別し、自らの意思で動いた。


 こうした精神面において、彼女は「たおやめぶり」ではなく、「ますらおぶり」といったほうがふさわしいと私は思う。

 米誌スポーツ・イラストレーテッド(電子版)も次のように報じた。
>米ロ両国のライバルの失敗に言及した上で「荒川選手は最も上手にプレッシャーに対処した」と強じんな精神力を賞賛した。


自由演技のために選んだ曲

 イタリア人作曲家プッチーニのオペラ「トゥーランドット」。最初決めていた曲を変更して、彼女は自分の意思で決定した。
 物語は中国が舞台であるが、「トゥーランドット」の典拠としたのは『千一夜物語』の中ともいわれている。日本のかぐや姫にも共通する謎解きの場面である。
 (参考:「トゥーランドット物語の変遷」 香川大学経済論叢」第70巻第2号)


 ここで彼女が自分でデザインしたコスチュームは、中国風とペルシャの民族衣装をとりいれたデザインであった。荒川選手はデザイナーとしても抜群の才能をみせたことは注目される。しかも彼女のお母さんの製作で見事に母子の共作を成功させた。
 これまで指導を受けたコーチを変え、プログラムも自分で考えたという事に、彼女の強い意志を見る思いがする。あらゆる面で論理的に考え、自分自身の意思決定をし、結果を出した。

 このことを見ても「たおやめ」というものではなく、「ますらおぶり」といったほうがふさわしいと思われる。
 もともと人間は男女の区別はあっても、能力は本来自由だからである。

 荒川静香選手に、私は聡明な女性のすがたを見る。そして男性をもしのぐような堅固な経営者の資質を見る。
 彼女は現代の日本に、じつに大きい課題を与えたのではなかろうか。

 最後に、荒川選手の優姿を取り上げたNBCのスライドショーを紹介して、筆をおく。

by tsubakiwabisuke | 2006-03-09 16:32 | ニュース