blog 漱石サロン ランデエヴウ

rendezvou.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2006年 10月 28日

利休頭巾に大黒頭巾のお話 台子で薄茶けいこ

24日の稽古は台子で薄茶をしました。指導は寺西業躰。

実技指導もさることながら、先生でなければ聞けないお話をしてくださるのが、皆の楽しみです。

http://www.omotesenke.jp/chanoyu/3_0.html#

長谷川等伯 利休画像  


今日は頭巾について貴重なお話を伺いました。お稽古をしながら拝聴するのです。

先生のお父様は寺西宗楽業躰。淡々斎宗匠から利休頭巾を拝受された功労あるお方でした。

利休頭巾の色は表裏になっており表側は黒。裏側は赤。柔らかい絹で作られているのだそうです。

大事な点は、利休さんの頭巾にはタブーがあった。それは、「利休頭巾を外すな。」ということ。

なぜでしょうか?


利休居士には剃髪したという記録がないというのです。紹鴎には剃髪したという記録が現存しているそうですが。

大黒頭巾。これは紹鴎が大黒庵といったことで大黒頭巾ということになります。

紹鴎は剃髪、頭髪が無いため頭巾がその形をとどめているのに対し、利休頭巾は頭髪があり髷(まげ)がある形と思われる…。つまり、タブーというのはこうしたことのようです。

この等伯が描いた利休像をみますと、僧のころもを着ていても頭は当時の髷があったのか膨れている感じもします。実際は謎だったのでしょう。

利休頭巾を外すな、という言い伝えがあったのに、戦後小説や映画などフィクションがまかり通るようになった、頭巾の無い利休居士は剃髪したすがたになってしまわれました。

居士は在家の仏道修行者であって、本来は僧侶ではなかったという見方ですね。

またゆっくり、この続きを書かせていただきましょう。






by tsubakiwabisuke | 2006-10-28 01:08 | 茶の道


<< 今日庵・炉開きの日      カミーユクローデルが製作した兄... >>