2006年 09月 09日

ニュース性はないのでしょうか うるわしい相聞歌 

 
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和歌の宗家・冷泉家 (京都市上京区今出川通)  筆者撮影


http://www.janjan.jp/column/tsubaki/list.php

記事を投稿したのは6日の夜。それが編集部でUPされたのがなんと9日です。女系天皇論議で一時賑わっていたJanJanでしたから、こうした保守派の記事は横においておこう、となったのでしょうかね?

いや、拙稿がイマイチだったからにほかなりません。
それにしてもニュース性がまったく生かされせんわ(#^.^#)。


JanJan tsubakiコラム  古都つれづれ


今日(6日)のビッグニュースは、秋篠宮家に男児誕生。親王さまというのが正式なのでしょうが、やはり「赤ちゃん」がいいですね。ご夫妻がいみじくもお揃いで詠まれた、あの「こふのとり」のお歌を思い起こしました。


◇平成18年歌会始お題「笑み」
出典 宮内庁ホームページ
http://www.kunaicho.go.jp/utakai/utakai-h18-01.html


秋篠宮家文仁親王殿下お歌

 人々が笑みを湛へて見送りしこふのとり 今空に羽ばたく


秋篠宮家文仁親王妃紀子殿下お歌

 飛びたちて大空にまふこふのとり 仰ぎてをれば笑み栄えくる


 なんという不思議でしょうか。まさに、今日、この日本中に満ちた慶祝の「笑み」。

 「こふのとり」が、赤ちゃんを運んでくれるというユートピアの実現!


 紀子さまのしとやかな容姿をテレビで拝見しつつ、私は先のお歌を相聞歌のように声に出してうたってみました。



◇◇◇◇◇



 この間、冷泉家の七夕祭りの催しで、和歌の道を、まのあたりにした私でした。


◇ 星祭「乞巧奠」(きっこうてん)。
牽牛と織女に和歌を手向ける乞巧奠の披講(ひこう)というものが雅楽が奏でられるなかで行われました。庭からはすず虫の音。

 8月27日午後6時から始まった祭りですが、この日はちょうど陰暦のうるう年。7月4日に当たるとか。たなばたは本来秋の祭りなのだと実感しました。

 約100畳はあろうかと思える仕切りを開け放った座敷。上の間では、男女が天の川に見立てた白布を隔てて互いに向き合い、歌を詠みます。

 5組くらいのカップルの方々が男性は狩衣(かりぎぬ)姿、女性は袿袴(けいこ)姿でそれぞれ相聞歌をつくって、朗詠されておりました。


主催 財団法人冷泉家時雨亭文庫。

 冷泉家第25代目の当主である冷泉為人さんと、時雨亭文庫理事長である貴美子夫人。

 そのお二方のお歌をここに、しるします。


七夕舟(しっせきのふね)

七夕舟(兼題)

待ち待ちて一年経ちぬこの夕へ
         月の御舟よいさ急きゆけ   冷泉 為人


明けゆけば別れ悲しき帰り舟
         涙の淵を急く楫の音      冷泉 貴美子


 冷泉家は、平安時代より和歌を家業として宮廷に仕えた藤原俊成・定家の父子を祖とするお家柄です。皇室の慶事にはからずも和歌の宗家を訪ねていたことを書くことになろうとは……。
 画像を提供された松本洋さんにも感謝いたします。(写真2・3)




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ご参考までに。
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by tsubakiwabisuke | 2006-09-09 22:12 | 京都


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