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2006年 09月 08日

日本の理想的なご夫婦 夫の命日と同じ日に逝った妻 千嘉代子夫人

9・7UP スライドショー 2006年無限忌・清香院さま27回忌の 直門席


裏千家第14世無限斎は、淡々斎の名で親しまれた方です。
君子の交わりは水の如し、という格言から採られたようです。

淡交会という巨大な組織も、淡々斎宗匠が基礎をおつくりになったものでした。その淡々斎宗匠を献身的に支え、公私共に裏千家茶道を隆盛に導いたのが、嘉代子夫人でした。

良妻賢母を地でいかれたような女性でほんとうに人々から慕われていらっしゃいましたね。
帯の間にいつもまっさらの紙幣を入れていらして、出入りの職方や縁あって出合った働く人たちにさっと心づけを渡される、もう損得を勘定にいれないそれはきっぷのいい方でした。

嘉代子夫人は淡々斎宗匠を見送られた後、さらに女性に地位向上のために活動されました。
そして昭和55年9月7日逝去 。宗匠がお亡くなりになったのは昭和39年(1964)でしたが、命日の9月7日、ごく自然にあとを追われるように逝かれたのでした。

夫の命日と同じ日に後年、妻が自然にみまかるというケースは珍しいのではないでしょうか。深い愛情と信頼に結ばれた理想的なご夫妻であったことは誰もが認めるところです。

おもしろいことに、古老から聞いたところによると、京都3美人のひとりという噂も流布したらしいのです。ちなみにあとのお二人は、東本願寺の大谷智子裏方と湯川秀樹夫人だったそうです。
美貌もさることながらあまりの名声と実力があればこそでしょうか。


まあ、京都にはいにしえから「京わらべ」といわれてきた皮肉屋の存在があります。
京都三美人が三悪妻に替えられたりと、京都の自由な気風をあらわす伝統的なものでしょう。
悪意ではないところが救いなのですね。

私は仙台に旅行した時の記録に、嘉代子夫人、法名・清香院さまのことをすこし書いております。ご覧いただけますか。


仙台市名誉市民 女性ではただ一人・千嘉代子氏(裏千家第14世家元夫人)

出典 仙台市ホームページ
2005・8・12UP 仙台・東北大学を訪ねて 漱石と土井晩翠など





by tsubakiwabisuke | 2006-09-08 13:31 | 茶の道


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