blog 漱石サロン ランデエヴウ

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2006年 06月 23日

尿毒症になっていたドラ

きのう今日とドラはぐったりしている。
水はすこし飲むけれど、フードは新しいのを皿に入れ替えても食べない。
ネットで猫のことに詳しい方から教えてもらったのが、「総合病院ペットセンター」から販売している腎臓の悪い猫用の水とフードだった。

「猫の腎臓をサポートするフード」

ハワイウォーターペットスタイル【Hawaii Water Pet Style】八角ダイヤモンドヘッドボトル 590ml 24本入り(20888) 価格 6,648円

【処方食】猫 WALTHAM(ウォルサム)腎臓サポート 1ケース (トレイタイプ 100g)価格3,120円

楽天から上記2つをセットで注文を入れた。
品物は宅急便で配達されたが、問題はねこが口にしてくれるかどうかだ。
一抹の不安を感じながら水のみ用のガラスの大鉢に、水道の水を捨て「八角ダイヤモンドヘッドボトル」の水をそそいだ。

ジロリ、とねこが見たという形容はおかしいかもしれない。ただ、私はそんな気がしたのだ。
ドラは時間が経ってから鉢のところへいきその水の臭いをかいだ。しかたないなという風に飲んだ。

やれやれだ。次はフードに近づき、半分食べた。よかったよかった!
と、こういう時間があったのもつかの間、きのう今日のドラの体調はよくないのだ。熱があるのがわかる。

夕方6時の診察に間に合うようにタクシーで獣医科へ行った。抵抗する元気もなく洗濯ネットの中でおとなしくしているのが哀れに思える。

獣医さんは、この前のように点滴をしてくださった。検査をして結果を教えられた。

「尿毒症です。尿の中の悪いものが排出されないでそれが体にまわるんですな。」

「食べないんです。きのう今日と。」

「これだけ熱があれば、食べれんな。皮を引っ張るとほれ、立ったままでしょう。脱水症状です。」

「先生。じつは腎臓にいい水をネットで購入してその水をやっているんですが。」

「ほう、腎臓にいい水がありますか。腎臓の悪い人間は水道の水を飲んでますが。京都の水がいいとはいわないが人間が飲んでいる水がなんで猫によくないのかね?」

「すみません。アニマルドクターの会社というんですっかり信じて…。」

「その水がどういう成分なのか知らないが。まあ、カネ儲けの医者はどこにもいますからな。」

私はつくづく、自分がおっちょこちょいだと思った。この水を飲めばドラが元気になってくれると期待ばかりしていたのだ。


検査の結果はかなり重症のようだった。

GLu 178 mg/dl
T-Cho 141 mg/dl
BUN 51 mg/dl
T-Bil UNDER < 0.2
GOT 36 IU/L
GPT 61 IU/L
SINGLE:
Amy 1476 IU/L
________________


診察台の上でドラはおもらしをした。若い看護婦さんがさっと真っ白いナプキンを敷いた。

「先生、この子は嫌がらせをしたのでしょうか?違いますよね?」

「いやいや、オシッコがしたかったんでしょ。これまで我慢してたんだ。」

「先生、腎臓が悪いってもっと早く私が気付くべきでした。老衰なんて思い込んでたのが悪かったんです。」

「立派ですよ。この猫は。17歳か。よく頑張っている。」

獣医さんはドラをじっと見てもう一度こう言われた。

「うん、たいしたもんだ!よくいけばもっと長く生きるかもしれん。」

この獣医科には何時来てもこうしたあたたかい空気が漂っている。次のクライアントは犬だ。
私は猫をふたたび洗濯ネットに入れ、抱いたままタクシーに乗って帰宅した。

わかっているよ、という風に、ドラはいま私のひざの上に丸くなって休んでいる。
ありがとうね。ドラちゃん。ありがとう。






by tsubakiwabisuke | 2006-06-23 23:33 | ねこ


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